ピロリ菌についてはご存じの方も多いと思いますので説明は割愛させていただきます。
基本的なピロリ菌についての説明は下記をご参照下さい。
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/h-pylori/about/
ピロリ菌感染のリスク
ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではありません。しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこります。除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。
引用:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/h-pylori/complications/
ピロリ菌と胃がん
ピロリ菌が胃の中に存在し続けることで胃がんのリスクが高まることは以前から知られており、胃がん患者の98%がピロリ菌保菌者というデータもあります。
下記の国立がん研究センターの約4万人の方々を対象とした研究では以下のような研究結果が示されています。
ヘリコバクター・ピロリ菌の陽性者では、胃がんリスクが5倍となる。隠れた陽性者を含めると、リスクはさらに倍加する。
引用:https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/287.html
ピロリ菌と自己免疫疾患
乾癬などの自己免疫疾患を改善させる為には胃や腸の消化に着目する必要があることは以前の投稿で述べましたが、ピロリ菌が胃や腸の働きを悪くしているなら乾癬などの自己免疫疾患と何らかの関係があることは容易に想像がつきます。
またピロリ菌感染していることで胃がん以外に萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃マルトリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、機能性胃腸症などを引き起こすリスクがあり、またピロリ菌が原因で起きた胃がんは、再発しやすいことで知られています。
このピロリ菌感染は高齢な方など感染している割合が多いので、乾癬を治す為はもちろん、他の疾患を引き起こさない為にしっかり検査、除菌しておくべきと考えます。
乾癬は基本的にグルテンなどアレルギー食物を控えることで症状の緩和であったり、ある程度の回避ができるのですが、こういう食事の制限であったりコントロールも大変な面がありピロリ菌を除菌したことによって厳しい食事制限をしなくても乾癬の症状が出なくなったという事例もあります。
ピロリ菌と遺伝
親がピロリ菌を保菌した状態で妊娠、出産をするとそのピロリ菌が子にも受け渡されてしまうとも言われています。
胃の消化力が弱かったり、精神的なストレスがかかるとすぐに胃炎や吐き気をするのはピロリ菌での遺伝である場合があり、その消化力の弱さや胃炎が自己免疫疾患においても受け継がれてしまってい場合があるので、悪しき連鎖はどこかで止めないといけません。
ここまでピロリ菌について簡単に触れてきましたが、ピロリ菌の検査、除菌は3割負担の保険適用になる場合とそうでない場合があります。
保険適用になる条件等は以下をご参照ください。
佐賀市のホームページですが他の自治体でも同様の条件で保険適用になるかと思います。
https://www.city.saga.lg.jp/main/22709.html
目次
①乾癬の主な原因
②胃腸の対策
③消化酵素サプリと塩酸ベタイン
④ピロリ菌と自己免疫疾患
⑤アマルガムは想像以上に悪影響
⑥リーキーガット症候群と腸内環境①
⑦リーキーガット症候群と腸内環境②
⑧重度の場合は解毒が必要かもしれません
⑨自己免疫疾患における最終的なゴール
➉消化吸収の有用な対策
⑪カンジダの基礎知識とバイオフィルム等の対策
⑫カンジダ除菌とダイオフ
⑬有害重金属の検査とデトックス・キレーション

